2022年8月2日(火)に、Zoomにて2022年度第1回FDフォーラムを開催いたしました。
今回のフォーラムでは、九州大学教育改革推進本部 深堀聰子 教授をお招きし、「教育と研究を両輪とする高等教育における教学マネジメント - From my course, to our program -」をテーマとして、教員個々の授業レベルとカリキュラムレベルをどのようにつないでいくのかを中心に、お話しいただきました。
具体的には、(1)九州大学教学マネジメント枠組み(設計図)とその背景にある考え方、(2)九州大学における学修成果の可視化・評価についての考え方・教学マネジメントの仕組みについて、(3)何のためにルーブリックを生成するのか、(4)ステークホルダー調査、(5)国立教育政策研究所Tuningテスト問題バンクの取り組みーの5点について、具体的な事例を交えながら、ご説明をいただきました。
講演後の質疑応答では、参加者から多くの質問や相談が寄せられ、九州大学の事例は一つの事例であり、実際にはそれぞれの大学の実情に応じて導入方法や取り組む順番、内容については変えることも重要とのご助言もいただきました。本テーマについて知見を深めるとても良い機会となりました。
「学修成果の可視化」は、質保証のために欠かせないものであり、「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(平成30年11月中央教育審議会答申)」では、学修成果の可視化は教学マネジメント確立のためには必要なものと位置づけられています。では、私たち個々の教員が学修成果の可視化のためにできることは何でしょうか?
本フォーラムでは、教学マネジメントの枠組みを確立し、学問分野(学際領域を含む)を基盤とする人材育成を、研究活動と一体不可分のものとして効果的・効率的に推進されている 九州大学の深堀聰子先生 に、定性的な成果を可視化するために有効なツールとしてその活用が広まっているルーブリックを絡めながら、教学マネジメントについてご講演いただきます。学部学科等の教学マネジメントを振り返る手掛りとしていただければ幸いです。
本テーマにご興味・関心のある大学関係者の皆様のご参加をお待ちしております。
(画像をクリックするとチラシをダウンロードできます)
2022年8月2日(火)13時半~15時
オンライン(Zoom Webinar)
13:30~13:40 開会挨拶
13:40~14:40 講演
14:40~14:55 質疑応答
14:55~15:00 閉会挨拶
こちらからお申込みください。当日までに詳細のご案内をお送りいたします。
お申込み受付を終了しました。
2022年7月27日(水)
無料