2024年1月17日(水)に、Zoomにて2023年度第2回FDフォーラムを開催いたしました。
今回のフォーラムでは、京都大学大学院教育学研究科・教授/大学教育学会・会長の松下佳代先生をお招きし、「FDのこれまでとこれから~SoTLと相互研修型FD~」をテーマとして、お話しいただきました。
フォーラムは、宮原俊之帝京大学高等教育開発センター主任(教授) の司会のもと、最初に 冲永佳史帝京大学理事長・学長 から「昨今の教育方法の多様化に伴い、本学のFDの一環であるSoTLを効果的な教育方法としていくためにも本日のFDフォーラムに期待をしている」と開会挨拶があり、その後、松下先生からご講演をいただきました。さらに、講演後には、参加者を交えて活発な質疑応答があり、最後に 安岡高志帝京大学高等教育開発センター長 (教授)による総合コメントで締め括り閉会しました。
松下先生からは、これまでのFDについての概要とコロナ禍を経てのFDの変化に関することについてご講演をいただきました。具体的には、FDの義務化によるFDの変化についての説明、広義・狭義のFD、これまでのFDの特徴についての解説があった後、コロナ禍を経てこれからのFDとして「SoTLという形態での相互研修型FD」に変わること、その焦点となるテーマとして(1)FDの対象の拡大、(2)アセスメント・評価、(3)教育におけるICT・AIの利用の3点を組み合わせていくことが大切であることについて、事例を参照しながら、ご説明をいただきました。
これからのFDとしての取り組みおよびSoTLプロジェクトのさらなる展開について、参加された多くの教職員と考える良い機会となりました。
コロナ禍を経て教育方法の選択肢が広がったことや近年の生成系AIの発展を考えた時、あらためて今、教員同士がそれぞれの実践について学びあう相互研修型FDが求められるのではないでしょうか。それは、本学が進めてきたSoTL(教員による授業実践についての学術的探求と改善の取り組み)の考え方とも重なります。
そこで今回のフォーラムでは、相互研修型FDを推進されてきた京都大学教授で大学教育学会会長の 松下佳代 先生より、これからのFDについて、これまでのFDと比較しながらご講演いただきます。参加者の皆さまが今後取り組むべきFDについてイメージしやすい内容となっております。
本テーマにご興味・関心のある大学関係者の皆様のご参加をお待ちしております。
(画像をクリックするとチラシをダウンロードできます)
2024年1月17日(水)13時30分 ~ 15時00分
オンライン(Zoom Webinar)
13:30~13:40 開会挨拶
冲永 佳史 帝京大学理事長・学長
13:40~14:55 講演・質疑応答
FDのこれまでとこれから ~SoTLと相互研修型FD~
松下 佳代 京都大学大学院教育学研究科 教授、 大学教育学会 会長
14:55~15:00 閉会挨拶
安岡 高志 帝京大学高等教育開発センター長・教授
こちらからお申込みください。当日までに詳細のご案内をお送りいたします。
申し込みを締め切りました。たくさんのお申し込みありがとうございました。
2024年1月14日(日)
無料