帝京大学SoTLシンポジウム2020「大学授業を探究する~授業が面白くなるSoTL~」を2020年10月17日(土)10時~12時半にオンラインにて開催しました。SoTLとはScholarship of Teaching and Learningの略で、「教員による授業実践に関する学術的探求を通して教授・学習過程を改善する取り組み」(吉良、2010)のことです。帝京大学では新たなFDへの取り組みとして2017年度よりSoTLプロジェクトを導入し、教員の授業研究を支援しています。
本シンポジウムでは、井上史子帝京大学高等教育開発センター長の司会のもと、冲永佳史帝京大学理事長・学長による開会挨拶、飯吉透京都大学高等教育研究開発推進センター長による講演「今なぜSoTL なのか:日本の大学における可能性と課題」、黄倉崇帝京大学薬学部製剤学研究室教授による事例発表「薬学卒業研究における調べる力、考える力、プレゼン力向上のための評価尺度開発」、同じく大熊誠二帝京大学医療技術学部スポーツ医療学科助教による事例発表「主体的な学修に寄与するスポーツ方法実習(水泳)におけるICT利活用研究」、森朋子桐蔭横浜大学副学長による講演「大学だからこその授業研究のススメ-学生の学びを中心に-」が行われました。参加者と講演者による活発な質疑応答の後、安岡高志帝京大学高等教育開発センター客員教授による総合コメントで締め括り閉会しました。
新型コロナウィルス感染拡大の脅威の中、世界中の高等教育機関においてポストコロナ、ウィズコロナを見据えた新たな教育のあり方の模索が続いています。今ほど教育や大学授業について目が向けられ、学内が団結し、同じ課題に向かって進んでいる状況は無いのではないでしょうか。遠隔授業やハイブリッド型授業など、新たな授業スタイルの開発が専門領域を越えて加速している今だからこそ、「大学授業を探究すること」についてあらためて考える機会が必要であるように思います。
本シンポジウムでは、大学授業を研究対象とするSoTL(Scholarship of Teaching and Learning)をテーマに、2名の講師による講演と2名の教員による事例発表を行い、日本の大学における授業研究の可能性や課題について考えます。
(画像をクリックするとチラシをダウンロードできます)
2020年10月17日(土)10時~12時半
オンライン(Zoom Webinar)
※登壇者の都合により一部順番が変更になっております。
10:00
開会挨拶 冲永 佳史 帝京大学理事長・学長
10:10~10:50
講演1 今なぜSoTLなのか:日本の大学における可能性と課題
飯吉 透 京都大学高等教育研究開発推進センター長・教授
10:50~11:05
事例発表1 薬学卒業研究における調べる力、考える力、プレゼン力向上のための評価尺度開発
黄倉 崇 帝京大学薬学部製剤学研究室 教授
11:05~11:20
事例発表2 主体的な学修に寄与するスポーツ方法実習(水泳)におけるICT利活用研究
大熊 誠二 帝京大学医療技術学部スポーツ医療学科 助教
11:20~11:50
講演2 大学だからこその授業研究のススメ-学生の学びを中心に-
森 朋子 桐蔭横浜大学 副学長、教育研究開発機構 教授
11:50~12:20
質疑応答
12:20~12:30
総括コメント・クロージング 安岡 高志 帝京大学高等教育開発センター 客員教授
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2020年10月14日(水)
500名
無料