こちらは、オンライン授業のためのFDセミナー第1回にいただいた質問に対して、補足説明としてまとめたものです。
基本的には、5月28日に教務グループより教員宛に出された文書「6月以降のオンライン授業の形式とZOOM利用申請について」に記載されている形式(方法)から、当該授業において最も効果的な形式(方法)を担当教員が選択することになります。
具体的には、以下の形式(方法)です。
・PDFなどのテキストファイル(講義資料)と音声ファイル(講義音声)を使用
→春期の最初と同じ形態です。オンデマンド型の一種です。
・事前に収録した動画や外部動画を使用
→セミナーでご紹介したオンデマンド型です。
現時点では、YouTube等、学外のサーバーを使用することになります。
・ZOOMを使用
→セミナーでご紹介したリアルタイム型です。
ただし、秋期も学生は学内LANを経由したZOOM使用はできません。
春期のオンライン授業向けに公開されていた「オンライン授業に関するFAQ (教員)」
(https://appsv.main.teikyo-u.ac.jp/~kym-sys/auth/FAQ_kyoin.htm)
の下の方に「著作権」の項目がありますので、ご確認ください。
オンライン授業においても対面授業と同様に著作物を使えるようになった根拠は、改正著作権法第35条によるものですが、許諾が必要となるかどうかについては、「著作権者の利益を不当に害する」使われ方であるかで判断することになります。
本学では、学生に対し春期より繰り返し環境整備のお願いをし、また給付金による支援もしていることから、環境があるという前提で問題ないと考えます。しかしながら、オンライン授業においても「すべての学生が参加できるようにすること」が求められていることから、学生の申し出に合わせたフォローが必要です。
以前より教務グループにて教員向けに貸し出しを行っているノートパソコンやビデオカメラ、各種ケーブル類については、引き続き貸し出し可能です。
詳細は、教員便覧2020年度版の58ページをご覧ください。
無料アカウントを使用してミーティングを実施する際、40分という制限がかかっています。
帝京大学では、教務グループにおいてZOOMの教育機関向けアカウントの申請を受け付けています。
この教育機関向けアカウントを利用の場合は使用時間無制限となります。
パワーポイントの機能として、各スライドに動画や音声を入れるほかにスライドショーを記録する機能があります。これを利用してプレゼンを記録し、最後にmp4として保存することで動画になります。
動画となりますので、LMSに直接アップすることはできません(別途YouTubeなどの外部サーバにアップし、そのURLリンクをLMS上に記載し学生がアクセスする形となります)。
パワーポイントと音声の連動の方法については、他にもやり方がいろいろありますので、「パワーポイント 動画作成」などと検索いただき、それぞれご都合やご希望にあった方法を選択いただくのがよいかと思います。
詳細な作業方法が知りたい場合は、ICTサポートデスクまでご相談ください。
【ICTサポートデスク】(平日9:00~17:00)
メール:helpdesk@main.teikyo-u.ac.jp 電話:042-690-5663
Web型の説明は動画をご確認ください。
Web型は、いわゆる資料提示型にあたるため、これだけでは学部のオンライン授業としてはみなされない可能性があります。
一つの活用方法としては、本編の教材に対する補足説明や補足資料があげられます。オンライン授業では、教材が独り立ちする(教材の疑問は教材の中で解決する)ことも重要であり、学生が疑問にぶつかったとき、それを補足するための情報提示にWeb型を活用する方法が考えられます。
【オンデマンド型(PDF+音声、動画+PPT連動、動画型)の場合】
必ずしも90分の音声や動画を準備する必要はありません。
学生が、音声や動画を視聴する時間のほかに、教科書を読む時間や課題に取り組む時間、先生からのフィードバックを受ける時間などを含めて、対面授業に相当する教育効果がでるような90分の構成(結果として1回分の学修時間の合計が90分になる場合を含む)にしてください。なお、先生が一方的に話をして終わりという形式は認められていません。必ず、学生による取組み(課題など)を入れ、先生からのフィードバック(個別に限らない、その場でなくてもOK)をお願いします。文部科学省の「遠隔授業の活用に係るQ&A等」では、非同期型のオンライン授業の場合は、遠隔授業に必要な要素として、「設問解答、添削指導、質疑応答等による十分な指導」と「学生の意見の交換の機会」を挙げています。
一つの目安として、音声や動画を60分程度(15分を4本:その理由は第1回の動画をご覧ください。第2回でも取り上げます)とし、残りを課題などの取り組む時間と考えてみてください。
【リアルタイム型(ライブ型:ZOOM利用)の場合】
90分間ZOOMを使用して行うことは、学生の体調および学修効果の点から望ましくありません。
ZOOMを利用する授業においては、90分間ZOOMを使用する必要性があるかについて
(例えば「個人で(20 分)→みんなで(ZOOM 利用50 分)→個人で(20 分)」のような授業構成など)、必ずご検討をいただければと思います。
動画の編集やLMSの操作方法など、技術的な相談はICTサポートデスクで対応しています。
【ICTサポートデスク】(平日9:00~17:00)
メール:helpdesk@main.teikyo-u.ac.jp 電話:042-690-5663